こんばんは。博士です。
ねえ...私の好きな毒、知りたい?
君だけに教えてあげるね。皆には内緒だよ♡
茶番はここまでにして、私の好きな毒は「ソラニン」です。ソラニンはジャガイモの芽などに多く含まれており、これらを多く摂取してしまうと、吐き気や下痢、嘔吐等の症状が現れます。
元々ジャガイモが食べ物として好きだからという単純な理由と、本体のまん丸で愛らしいお淑やかな見た目に反して生えてくる芽の気持ち悪さといったら!
さらに毒(ソラニン)もこさえて闘争心剥き出しなギャップに控えめに言って萌え萌えきゅんが止まらないからという理由で選出させていただきました。おめでとうございます。
気になって調べてみたよのコーナー
好きな人のことは何でも知りたくなっちゃうのが乙女心だよね♡
難しい話が苦手な人は飛ばしてください。
ソラニン基本情報
ソラニンは「糖」と塩基性の植物成分である「アルカロイド」からできている「グリコアルカロイド」の一種です。
化学式で表すとC45H73NO15ということで厳つい構造式になるのが想像できますね。グルコース、ラムノース、ガラクトースの3つの糖とソラニジンというアルカロイドが横に連なった構造をしています。糖の数によってα型、β型、γ型に分けられて、ジャガイモに多く含まれているのは3つの糖を持つα型のソラニンだそうです。
中毒症状を起こす理由
人間の体内の神経細胞間には「信号」として働く神経伝達物質というものが存在します。神経伝達物質の一つである「アセチルコリン」は分泌されることで筋肉の収縮や、心拍数低下、唾液の分泌などを促します。
このアセチルコリンくんが働きすぎないように調節してくれているのがアセチルコリンエステラーゼという酵素です。ソラニンの中毒症状の原因はこの酵素が関係しています。
ソラニンはアセチルコリンエステラーゼさんの働きを邪魔するため、アセチルコリンエステラーぜさんはアセチルコリンくんの制御ができなくなります。制御されなくなったアセチルコリンくんは好き勝手に大暴れ!神経系が異常興奮を起こし、様々な中毒症状がでてしまうというわけです。
ちなみに、かの有名な地下鉄サリン事件で使われたサリンも同じ作用を人体に引き起こします。
これで君もソラニンマスター!
行っちゃった♡
前置きが長くなりましたが、なぜ好きな毒の話をしたかというと本日の話題が「毒展」についてだからです。
たまたま近くでやっていることを知り、開催期間の間に都合もつきそうだったので、先生を誘って二人で行ってきました。
KAITO
集合した後、まずは先生が買い物があるということでヨドバシへ。撮影用のマイクとKAITO(音声合成ソフト)をお探しのご様子でしたが、生憎KAITOは置いていなかったみたいです。今でも人気なんだな、あいつ。
KAITOとは帰りに寄った別のヨドバシで無事会えて、先生はご満悦そうでした。
いざ毒展へ!
その日は毒展の会場近くで某K-POPアイドルグループが夕方からライブをするということで、最寄りの駅を降りると物販に並ぶファンの人たちで賑わっていました。
お揃いの可愛いグッズを身にまとった女の子達をよそ目に毒展の会場へ。近づくにつれ、毒展の案内や宣伝の旗が増えてきて気持ちも高まります。
あれも、これも、全部毒!
中に入ると意外にもお客さんの多いこと!年代性別問わず色んな方がいました。
入り口では身近な毒がお出迎え。花粉症の学芸員さんが頑張って集めたスギ花粉もありました。
ここからはフォルダに残っていた写真を一挙大公開です。
マンダラトキシン!ホスホリパーゼ!
ソラニン!
バトラコトキシン!
誰!?
本当に誰?
日が経ってから見返すと全く記憶にない写真ってありますよね。多分つぶらな瞳にやられて撮ったんだと思いますが、何の動物なんだか。覚えてなくてごめんね。
さようなら、毒展
最後に物販コーナーでグッズを物色しました。ヤドクガエルの歯ブラシ立てを見つけ、買うか相当迷ったのですが、私の財布の紐は生憎カチカチだったので今日のところは勘弁してやることに。
先生は毒展のパンフレットを買っていました。
いっぱい食べよ♡
午前中に毒展に侵入したのでお昼も回ってお腹が空いた私と先生はトンテキを食べに行きました。
大層美味でした。
え、まだ食べるの?
パルミチン酸!
食べ過ぎも一種の毒ですね。ダイエット頑張ります。
おやすみなさい。